〜監修者の部屋〜
June’s Diary
2012/5/31更新
関係が終わったあとにこそ深まる絆
気持ちのいい気候が続く季節が戻ってきましたが、みなさま、いかがお過ごしですか?
これからしばらく「2人が出逢った理由」に関する私の考えや思いつき、宇宙の法則、出会いと別れの不思議などを、つれづれに綴っていこうかと思います。
最近、読んだある哲学者の方の本に、「関係が終わってしまったあとにこそ、意味を持つ絆もある」という言葉を見つけました。(内田樹さんという方の本です)
「あのとき彼が言っていたのは、こういうことだったんだ」
「ああ、こういう話をあの人とあのころ、よくしていたな。今ではもう、誰とも語れない話題だけれど……」
「あの人はあのころ、私にこういうことを伝えたかったんだろうな……。今ごろ、やっと分かるようになった気がする……ちょっと遅かったかもしれないけれど(苦笑)」
こんなふうに、今はそばにいない人のことを思い出すこと、あなたにもあるのではないでしょうか?
もう、その人はあなたの生活圏にいないとしても、それでもその絆は、まさに今、深まっているのです。
だからといって、今すぐ会える関係では、もはや決してない。けれども、その人もまた、あなたのことを今になって、ひとり、あれこれ思い出していると思います。「絆」というのは、一方通行ではなく、双方が感じるものだから。
すぐそばにいて、さまざまなことを語り合える相手だけが「特別な絆」を持つ相手ではありません。そばにいなくなっても、遠くで、互いに「きっと、この話をしたら、あの人は笑ってくれるだろうな……」そんなふうに、お互いの意識に生き続ける相手。それもまた「出逢った意味のある特別な相手」です。
たぶん、いつか、あなたとその人は、長い長い空白のときのあと、再会を果たすでしょう。そして、ふたりにしか出来ない会話を果たす日がくるでしょう。というのも、運命の導きというのは、私たちに予測のできない不思議をもたらすものですから……。