〜監修者の部屋〜
June’s Diary
2020/6/19更新
好きな相手の気持ちに関する「大きな誤解」を解きましょう!

「あなたが私を大切にしないのは、私をちゃんと愛してないからよ!」という怒りをね、抱いたことって、ありませんか?
恋人やパートナーがいる人なら、一度や二度、いえ、もしかすると何度も何度も、こういうふうに思ったことがあるかもしれません。
これは、パートナーに限った話ではありません。
だってね、私は小さいころ、自分の母親に対して、よくこう思っていたのです。
「お母さんは私のこと、ないがしろにしてばっかり! 絶対、私を愛していないんだ!」ってね。
もうね、ホントによく私、怒っておりました。
けれども、すっかり大人になった今、改めて母を見ていると分かってくることが。
「ああ、この人は昔から、普通の人よりずっとずっと注意力がない人間だったんだな……」と。
子供のころ、私がお願いしたことを忘れてばかりいた母。
だから私は腹を立てました。
「また忘れてる! あんなに頼んだのに!! ほんとにお母さんは私のことなんてどうでもいいんだ! ひどい!!」と怒っていたのです。
でもね、今は思うのです。
「愛」があるとか、ないとかの問題ではなくて、うちの母はあまりに忘れっぽいだけ。
つまり、「私という存在の価値」とは関係のないことだったんだな……と。
あなたはどうでしょう?
パートナーの忘れっぽさを「愛されていない」と感じたことありませんか?
「なんで誕生日を忘れちゃうわけ? ありえないでしょ!?」とかね。。
でもね、ありえるんですね、これが。
先天的に注意力が欠けている人ならやりがちなこと。
別に注意力の話に限らず、たいていの人間には「普通の人ならできることが、どうしても苦手」という一面があったりします。
たとえば、私の友人には「外泊するのが苦手」という子がいるんですね。
ちゃんとした旅行など、「よそに泊まる準備」をね、かなり万端に整えていればいいそうです。
でも、何の用意もしてないのに、「遅くなったから今日はうちに泊まっていきなよ!」とか、そういうのは絶対に無理なんですって。
うちの母が「注意欠陥障害」なら、この彼女は一種の「潔癖症」なんだと思います。
ただ彼女、誰とつき合っても、この言い分を分かってもらえませんでした。
いっくら気持ちを説明しても、
「なんでそんなに泊まるのが嫌なの? うそでしょ? 他に理由があるんじゃない?」と言われ続けたのです。
そして、最終的にはいつも「どうせ俺に本気じゃないんだろ……」みたいな話になってね、相手が失望し、恋が終わってしまうのでした。。
彼女だって努力はしたそうです。
何度かガマンして、急な外泊をしますが、いつもすごーく嫌な気分で疲れます。。
「こんなの毎週は無理!」ということになりますが、相手は理解できません。
「先週は平気だったのに、なんで?」と思えるらしく、「愛が冷めたのか?」と不審がられて、辛かったそうです。
母親にいろんなことを忘れられた私も不幸だし、
彼女に泊まることを拒否された恋人たちも不幸ですよね。
なぜ、こういう不幸がね、起こってしまうのかというと
「愛していれば、どんな欠点や難問でも克服できる!」という“神話"をね、今の世の中の人達が信じてしまっているからだと私は思うんですね。
そう。それは「神話」なのです。
クリスマスにサンタさんがやってくると信じるのは勝手だし、
愛していれば、相手のためにどんなこともできると信じるのも勝手です。
だけど、どちらも不幸になる可能性が……。
なぜなら、それは「神話」であって「真実」とは言えないのですから。。
あなたにも、ひとつくらいは何かありませんか? どんなに好きな人の頼みであっても、「これはちょっと克服できない」と思うこと、ないでしょうか?
「あるある、私は虫が苦手だから、好きな人が困っていたって、虫のいる部屋には入れないよな……」みたいに思える方は大丈夫! 相手の欠点にもきっと寛容でいられますよ。
だけど、子供のころの私みたいに、
「私だったら、自分の大事な人から頼まれたことを忘れるなんてこと、絶対しないもん! 大事に思ってないから、うっかりするんだよ!」
みたいにね、考えてしまう方は注意したほうがいいかもしれません。
あなたは根性のある人ですが、「根性なし人間」が信じられず、相手の愛を疑ってしまいやすいはず。
「普通、好きだったら、こんなふうに相手を待たせたりしないでしょ!」とか、
「本気で愛しているんだったら、私を泣かせたりしないんじゃないの?!」なんて思って悲しくなってしまうこと、多くありませんか?
もし、愛されていないことに絶望しそうになったときは、私の言葉を思い出してくださいね。
「愛していれば、どんな欠点や難問でも克服できる!」というのは“神話"なのです。
異性に無理難題を吹っかける「かぐや姫」にならないようにしたいですね。
そして、(なかなか難しいけれど)困った欠点を持っている相手をまるごと愛し、許してあげられたらいいな……と思うのでした。。