〜監修者の部屋〜
お悩み相談
いずもさんからのお悩みメール
先生、初めまして。
会社の同僚である彼と惹かれ合い不倫関係になりました。お互い気持ちが断ち切れず、今でも関係が続いている状況です。
ずっとメールを送るべきかどうか悩んでいたのですが……、単刀直入にお伺いさせてください。
このまま続けて、彼と結ばれる未来はありますか? もちろん、道徳に反したことだということ、たくさんの人に迷惑をかけていることは充分理解しています。
ただ、ずっと彼の隣にいて、死ぬまで彼のことを笑顔にしてあげたい。死ぬまで彼のことを幸せにしてあげたい。地位も名誉もお金も要りません。誰かに祝福されようとも思っていません。彼と生きたい。それだけなんです。
彼と出会うまで自分が不倫をするなんて微塵も考えたことがありませんでした。それは、私が子供の頃に親が不倫をして家から出ていき離婚するところを目の当たりにしたからです。
彼も、「妥協で結婚したけど、不倫なんて自分には無関係だと思っていた」と言っていました。不倫するだろうと思いながら生きてる人間なんていないと思いますが、それでも彼への感情が一時のものだとはどうしても思えません。
10代の頃から何度も死のうと思って行動に移したこともあります。それでも今まで生きてきたのは彼と出会い、一緒になるためだと思えて仕方ありません。身勝手で随分とお花畑のような頭の持ち主だと呆れられても仕方ないですよね。
それでも、どうしてもだめなんです。感情や思考、気の持ちようがどうこうという次元ではなく、もっと奥底から、彼のことが愛おしくて、彼の笑顔が浮かぶと心が温かくて、触れたくて、なのに近くにいられない今が苦しくて寂しくて……。いっそ死んでしまえたら、彼にとっての"幸せな思い出"に閉じ込められて、いつまでも「大好きな可愛い彼女」のまま、記憶の中で生き続けられたら、なんてことを考えてしまいます。
恋愛ごときで死ぬなんて勿体ないと周りは言いますが、私にとってはそれくらい大きな存在なんです。私に生まれてきた意味と、生きている理由、愛し愛される幸せを教えてくれた人です。
現状、彼は何度も離婚の話をしていますが奥さんが応じず、かと言って別居などの強硬手段に出るほどのエネルギーがないみたいです。如何せん、面倒くさがりなので……。
すごくずるい人だと思います。それでも大好きです。毎晩夢に出てきて、毎日彼を想って泣いています。
先生、、私に生きる道しるべをいただけませんか? こんな風に誰かの手を借りる自分の弱さが嫌になります。本当はもっと強く生きたいのに。
でも、もう疲れました。先生、どうしても彼と一緒になりたいんです。私が今生きている、たったひとつの理由です。どうしたら良いのでしょうか。
長々とごめんなさい。お手すきの際にご返信いただけましたら、幸いです。
ジューン先生からのお返事
いずもさん、はじめまして。
禁断の恋の苦しみと、彼への強い想い、読ませていただきました。
こういうお話を打ち明けるのは勇気がいりますよね。
こうして相談してくださって、ありがとうございます。
好きになった人に家庭があり、こちらのことを好きでいてくれているのが分かるのに、そのいっぽうで家庭を捨ててもくれない……という状態。
そこで不安を募らせている日々って本当に辛いですよね。
いずもさんが早く、この苦悩から抜け出して、望みを叶えられる日が来るといいなと、思わずにはいられません。
ただね、1日も早く、この苦しみから脱するために必要なのは、気も狂わんばかりに彼を想うことではないんですね。
むしろ、その逆です。
「冷静さ」を武器にして、賢く、忍耐強く、彼を愛していくことこそが大切になってきますよ。
確かにね、不倫というのは、社会的に許されない恋ですが、でも、相手の方が別れてくれることを真剣に望む場合は、不倫というより「略奪愛」の側面が大きいのです。
つまり、それは「争奪戦」であり、「戦闘」なのです。
だからこそ、冷静でなければいけません。
だって、力づくでは奪えません。
心を鎮め、頭を使い、魂を呼応させて、彼の心をこちらに向けないと叶わない夢に終わってしまいます。
「死んでしまえたら……」とおっしゃいますが、そんなふうに思い詰めないでくださいね。
というのも、そのように思い詰めることは、彼の心を遠ざけてしまうかもしれず、危険です。
なぜなら、どんな人も魂の領域では「自由」を求めて生きるもの。
そのため、今まで手に入れてきた人生を捨て、「愛する人に自分の全部を捧げなければ……」という状態に陥ると、どんなに相手を愛していても、魂のほうは自分の自由を奪われるように感じ、抵抗してしまうんですね。
ダイエットしたいのに食べてしまうとか、
勉強して試験に受かりたいのに遊んでしまうとか、
簡単に言ってしまうと、そういうのと一緒です。
何かを強く望んでいても、その夢を叶えるために好きなものを食べること、好きなことをして遊ぶこと、といった自由を奪われそうになると、とたんに魂は抵抗します。
それと似たようなことが今、彼の中でも起きているはずですよ。
別居などの強行策になかなか出てくれないのも、そのせいでしょう。
いずもさんのために、何とかして早く離婚しなければ……と頭では彼も考えているはずです。
けれども、なぜか体が動きません。。
別居やら離婚やらを考えようとすると、なんともいえない疲労感が現れて、実行する気になれない。。
……そういうふうになるのは彼の魂が抵抗するからなんですね。
そこに、彼にますます強いプレッシャーをかけたりすれば、魂はますます抵抗します。これに注意すべきです。
寂しい。会いたい。辛い。苦しい。
――そうした気持ちを怨念みたいに彼に向けると、ますます彼は動けなくなってしまいます。
ですから、どうかここで肩の力をいったん抜いて、彼と自由に愛し合うため、本来の自分に戻ってほしいのです。
「急がば回れ」という言葉こそ今のいずもさんに必要なこと。
彼をね、独占したいなら彼を自由にしてあげましょうね。
いずもさんのことを自由にね、愛せるようにしてあげてくださいね。
せっついたり、
懇願したり、
不安や悲しみを伝えたりするのをお休みしましょう。
そうすれば、彼の魂はなんの強制もされていないことに気づきます。
そうなると不思議なもので、
「やはり好きな人と一緒にいたい!
そのために頑張って困難なことに挑もう!」
という意欲が出てくるものです。
もちろん、時間はかかりますよ。
3週間ほど待っていればいい、というわけには行きません。
今から半年はかけるつもりで、自分の心を少しずつ落ち着け、「急がば回れ」とつぶやきながら、言葉は良くないですが、彼を“放し飼い"にしてください。
「どうしても叶えたい」と、いずもさんが強く望む夢を叶えるためです。
そう思えば、略奪愛の戦略には絶対に欠かせない忍耐を身につけることができますよ。
いずもさんならやり遂げるでしょう。
カードを一枚引きましたが『カヌー』が出ています。
引き下がることなく、突き進む船のカードです。
長い長い航海を終えたときにはきっと、「彼とふたりの人生」という目的地に到着しているはず。
心のなかを吹き荒れる嵐なんかに負けないでくださいね。応援しています。