〜監修者の部屋〜
お悩み相談
くみさんからのお悩みメール
先生こんにちは。
私、自分のしたたかさにうんざりしてしまいました。もっと強くならなければダメですね…。
先日、彼(不倫の仲)と食事をしていた時、今のバイトでは、生活厳しいの?と聞かれました。残業も増やしてるし、他でも働かないと…正直にキツい…と答えたのですが、その後、彼がいい事考えついた!と言って、自分が泊まる時に宿泊代を置いていくというのです。
この答えが出るとは思っていませんでしたが、ほんとはココロのどこかで、何らかの方法で、彼が手を貸してくれると思っていたのです。だから、ウソをつかなかった…。にっこり笑って全然お金になんか困ってないよって、わざと言わなかったんです。
私、最低です。お金を稼ぐ事がこんなに大変だって、自分が今、身に染みて解っているのに、人には自分に援助させる方向に仕向けたみたいで…。
とは言え、彼のその申し出は断ったのですが、一番いい方法だよ…とお金を置いて行きました。
私は自分の矛盾に、自分でどうしていいかわかりません。助けて欲しいからほんとの事を言ったくせに、いざそうなったら、罪悪感を覚えている…。これじゃ相手だって、じゃあ、お金がないなんて言うなよ…って思うかも知れませんよね。
素直に正直に物凄く助かる、ありがとう。って言えたら一番よかったのでしょうか…?
ジューン先生からのお返事
くみさん、こんにちは。
くみさんが待っていた「気前のいい神様」がせっかく現れたのに、その心中の複雑さを見ると、なんだか切なくなりました。難しいですね。
ただね、「私、最低です」とまでおっしゃることには全く賛成できません。最低だなんて、そんなことはありませんよ。
なぜなら、救いの手を差し伸べてくれる相手をはねのけることが「正しい」というわけでは決してないからです。
誰だってそうなのですが、「自分だけの力」ではうまく生きていけない時期って人生には必ずあります。
病気や怪我で動けなくなれば、誰かを頼るしかありません。金銭面でもそうだし、精神面でも人の助けを求めなれば立ち直れないときがありますよね。
自分の面倒を自分だけでみられると思うほうがね、ある意味、傲慢なんです。
援助の手を受け入れることは罪悪なんかではありません。「自分の弱さを受け入れる」という困難への挑戦です。ですから、「私って最低」なんて思わないでほしいのです。
彼の支援を心苦しく思うくみさんの心境は私がよく理解しました。ですから、彼に対しては、「本当にありがとう」と言ってあげてください。
「大切な相手の窮地を救いたい」という気持ちをね、彼は持っているのです。それを受け止めてあげることだって、立派な愛の行為です。そう思いませんか?
くみさんだって、誰かを助けてあげたことで自分を誇らしく思えることはあると思います。人間って仲間のために何かしたい気持ちを本能的に持つ生き物です。それを受け入れることを「したたか」というのは間違いだと私は考えています。
さぁ、元気を出してください。
自分の弱さを受け止める困難さをやり遂げた自分をほめて、励ましてあげてください。
そうすれば、彼から受け取った愛を誰かにつなげていけます。今度はくみさんが誰かのために手を貸すことができるはずです。お金がなくても、体力がなくても、ほんの少しの優しさで人を救えるシーンはたくさんあります。
この世をね、支え合って生きていける場所にしていきましょう。みんな弱い部分はあるのですから。強くなるばかりが善きことではない――私はそう思うのです。