〜監修者の部屋〜
お悩み相談
雫の虹さんからのお悩みメール
先生、お久しぶりです。

以前に、1人の男性を長い間愛し続け、片想いでも覚悟を決めて、彼を愛しているからこのまま人生を送るつもりだとお話した者です。
しかし、最近彼氏が出来ました。
もうじきプロポーズされそうです。
「何も直さなくてもいい。そのままの君で、自分のそばにいればいい」
そう言ってくださるから、安心してお付き合いしましたが、結婚は怖いです。
でも、この方のそばにいたい。
彼は不思議な存在で、一緒にいると過去の苦しみがどんどん吸われてしまいそう。
だから怖いのかもしれません。
覚悟を決めた彼を忘れてしまいそうです。
プロポーズ、受けてしまっていいのかどうか苦しいです。
私が奥さんでは、お気の毒のような気がします。
またまた変な相談で、申し訳ございません。


ジューン先生からのお返事
雫の虹さん、お久しぶりですね。

そうですか、いい方、現れましたね! うれしい便りをありがとうございます。

不安や戸惑いも心に存在しているようですが、それでもまずは「よかったね!」と言わせてください。「そばにいたい」と思える人が雫の虹さんの横に立ち、愛で包んでくれているのですもの。

過去の苦しみがどんどん吸われていき、愛し続けると決めた人を忘れてしまいそうで怖い、というお気持ちは、なんとも複雑ですね。

それを聞いて、雫の虹さんがどんな気持ちで、どれほどの覚悟で、その人を想っていらしたか、改めて理解できるような気がね、少ししました。

でも、大丈夫です。その恐怖はね、「これが私なんだ」と思ってきたものが消え去ることへの恐れです。

きっと雫の虹さんは、「ずっと想い続ける」ということをね、無意識ながらも「自分」という存在の基盤にしていらしたのだと思います。
いわば、精神的な根っこに、その想いをしっかりと埋め込んで、「私」を支えてきたのでしょう。「ひとりで生きていく」という覚悟を貫くために……。

ですから、他の方と結ばれて、長年愛した人を忘れていくというのは、自分自身を忘れていくのに等しいような怖さがあるのだと思います。

それに人間には「恒常性」を保ちたいという基本的な欲求があります。変化に対する抵抗は、幸せを前にしようと不幸を前にしようと、同じように起こります。よくなろうが悪くなろうが、「変わる」というのは精神的なストレスなのです。

まずね、その恐怖を取り除きましょうね。プロポーズを受けるにしても受けないにしても、苦痛の少ない心理状態で臨めるのがベストですから。

「そのままの君で、自分のそばにいればいい」と、雫の虹さんの彼は言ってくださっているのですね。その言葉に甘えてください。「ひとりでいる覚悟をして、ひとつの愛を貫いていた自分」を、そのまま彼に引き受けてもらってください。

「心に違う人への想いを残したままの私では彼に悪い」なんて考えないでほしいのです。そのままのあなたでいていい――それが彼の気持ちなのですから。

いったん、そういうふうに考えてみて、そのうえでリラックスして彼と向き合ってみてください。そのうえで、もし、「ずっとそばにいたい」と思えたなら、どっしりした心を持つ彼に寄りかかってはいかがでしょう?

愛しい人が自分に寄りかかってくれることこそ、彼にとっては喜びなのですから、喜ばせて差し上げていいと思いますよ。

とにかく、雫の虹さんが元気でいてくださったことが私としては、それだけでも十分うれしいのです。お便り、ありがとうございました。

苦しい片思いを長く長く貫いてこられたこと、私はこれからもずっと覚えています。
たとえ雫の虹さんが、この先、幸せすぎて忘れてしまうことがあっても、私は覚えていますからね。だから私のことを「記憶の倉庫」だと思ってください。
そのメモリーをここに預けて、心を自由にして、隣にいる彼との未来をアレコレ頭に思い描いてくだされば……と願っています。

≪前へ 次へ≫
お悩み相談TOP
June's Diary
メディア出演情報
サイトTOPへ戻る