〜監修者の部屋〜
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なおさんからのお悩みメール
お誕生日おめでとうございます。私とちょうど一回り違いですね。
人生100年時代のちょうど真ん中、生きた証の50年、おめでたいことです。
この先も、お互いいい人生を送っていけたらいいですね。

さて、久々に?鑑定のお願いにあがりました。

来月、彼が帰省します。

とても嬉しい。でも、私が不安定なのです。

10年ほど前、彼と2年ほど途切れた時期がありました。未だにどうしてそうなったのかはわかりませんが、あの時期は本当に辛かった……そんな私を癒してくれた人がいました。
学生時代、少し遊んで、なんの後腐れもなく別れた人ですが、その彼が最近、やたら誘ってきて。でも、今の彼とは違う強引さがちょっと私を気分よくさせてくれます。

そんなとき、やっぱり彼がそばにいないというのは寂しいことだと自覚してしまうのですね。

その人と今さらどうなることもないのですが、いい歳をしてフラフラしてしまう自分が本当に嫌です。

彼は穏やかで、一緒にいれば本当にゆっくりと時間が過ぎていきます。でも……私は何が不満なんだろう。
なんか、きっと、はっきりした言葉がほしいのでしょうね。
ベタですが「愛してる」とか「ずっと離さない」とか。

おかしいですよね。でも、私は彼の本当の思いが知りたくてなりません。
この期に及んで私はどうなってしまったのでしょうか。

変な鑑定依頼で申し訳ありません。

よろしくお願いします。


ジューン先生からのお返事
なおさん、こんにちは。

私の誕生日を祝う言葉を寄せてくださって、本当にありがとうございます。

それなのに、お悩みの回答がこんなに遅くなってしまって申し訳ありません。

でも、彼以外の方からもモテているなおさん、素敵だと思います。

「その人と今さらどうなることもないのですが、いい年をしてフラフラしてしまう自分が本当に嫌です。」
と書いていらっしゃいますが、

もしね、この文章を、なおさんと同い歳のフランス人女性が読んだとしたら、
「あら、何を言っているの。モテるって素晴らしいことよ。
歳なんて関係ないし、いつまでも恋をしたり、恋しく思われたりする女でいるのって大切じゃない?」
とね、そんなことを言ってくれそうな気がします。

そして、でもやっぱり「ほしい」のは最愛の彼からの愛の言葉、というなおさんのお気持ちについても、フランス人なら「それは当然でしょ!」と言ってくれる気がします。

もうね、なおさんがフランスにお住まいで、フランス人と恋をしてくだされば、こんな苦悩をすることもないのに……と、つまらないことを思ったり。。

さて、軽口はこれくらいにして、ここからは真面目に、なおさんの苦悩をぬぐうお話をさせていただこうと思います。

ただ、これは彼の気持ちを占う回答ではありません。

「彼の本当に思いが知りたくてなりません。この期に及んで私はどうなってしまったのでしょうか。」という、なおさんの悩みに対する回答です。


私は常々思っているのですが、なおさんは、ご自身に厳しいところのある方。

もしかすると、幼少期に厳しく育てられた影響なのかもしれませんが、「立派な人間であらねばならない」という観念がね、なおさんの心に刷り込まれているのだと思います。

そのため、今回も
「いい歳をしてフラフラしてしまう自分が本当に嫌です。」という“自己嫌悪の情"が湧いてしまわれたのだと思います。

今までにも、「嫉妬してしまう自分」などに嫌悪していらっしゃること、ありましたよね。

そういうのは全て、「立派な自分でなくてはダメ」という観念があってこそ芽生えてくる感情なんですね。

なおさんと違って、自分に厳しくない人なら、こう考えるでしょう。「たまに嫉妬したり、浮気心が湧いたりするのって、別に普通よね。なにしろ私は立派な人格者じゃないし、弱い人間だしね」と。

そういう人はね、“自己嫌悪"にあまり苦しまないんですね。それで生きるのがラクなのです。

でも、なおさんのように、「立派でいるべき」という観念を刷り込まれて生きていらした方は、「こんな自分が許せない」と思うことが多く、気持ちがなかなか休まりません。


そして、自分では自分を上手く愛せません。そうなると、他の人から愛してもらいたくなります。
「いや、君は立派な人間だよ、僕は君を深く愛しているし、ずっと離さないよ」という言葉で救ってもらいたい……そう思うようになります。
つまり、彼から「大丈夫。君は素晴らしい人だ」と言ってもらうことで“自己否定感"の苦痛から逃れたくなってしまうわけなのです。


カンタンではないのは承知のうえなのですが、どうか、ご自身に厳しくしないで、「どんな自分でもOK」と思えることを目指してみていただけたら……と私は思っております。

複数の異性からモテて、つい気持ちがフラフラしたって、「こんなんじゃダメ!」と自分を叱らずにいらしてくださいね。

「だって彼とはなかなか会えないし、やっぱり強引な人も素敵だなって思うし、それが女ってものよね!」というくらいのお気持ちでいらっしゃっても罰など当たらないと思います。

それくらいのおおらかな気持ちで自分を見つめていれば、愛に対する飢餓感のようなものが収まってくるかもしれません。

たぶん、これを読んでいただく頃には、また彼と幸せなひとときを過ごせれて、心も落ち着いていらっしゃると思います。

とはいえ、「彼からもっともっと、しっかりハッキリ愛されたいのに、なかなかそれが叶わない……」という苦悩が生まれる源は、“自己否定感"なのかもしれない、という私の説について、一考していただけたら幸いです。


もちろん、彼はなおさんのこと、愛していますよ。

「愛している」なんて、そんな日本人離れしたセリフを気軽に言ってくれる人ではないけれど、でも彼の愛は本物です。

そうでなくて、どうして今まで、おふたりが逢瀬を重ねてこられたことか……。

「ずっと離さない」なんてセリフは言わなくたって、実際に彼は今日まで、なおさんを離さずにきたのです。これからもきっとそうです。

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