〜監修者の部屋〜
June’s Diary
2016/7/8更新
過去は変えらない……としても過去の“意味"は変わります

お悩み相談コーナーに寄せていただくメールを読んでいて、「間違った決断をしたくない」という気持ちをお持ちの方が多いことに最近、改めて気づきました。

そんなとき、たまたま今公開している『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』という映画のレビューを読んだのですが、主人公のアリスが「過去は変えられない」という事実に気づく、という一文が目に飛び込んできて、思ったのです。

ファンタジーの世界でさえ、過去を変えることが出来ない話になっているなら、それはもう、「自分の人生において、間違った決断をしてしまったら、永遠に後悔することになりそう……」という恐れが強くなるのも分かるなぁと。

映画では、過去は変えられないとしても、過去から学んだことをもとに新たな決断をして、未来を変えていく……という展開になっていくみたいですから、すでに後悔している過去がある人にとっては、とても勇気づけられるストーリーだろうと思います。

でも、今まさに何かを決断しなければならない人にとっては、「やっぱり過去って変えられないんだなぁ。今ここで間違った選択をすると、変えられない過去になっちゃうんだなぁ……」と感じてしまう気もします。

さて、過去は変えられない――それは事実だとしても、過去の「意味」は変わっていくものです。

大好きな人と別れることになれば、「つき合わなければよかった」とか「あんなに尽くさなければよかった」と後悔し、過去を変えられない事実を嘆きたくなるでしょう。

でも、その人とつき合った経験、その人に尽くした経験が、別の形で生きてくる日が訪れないと誰に言えるでしょう?

失恋のダメージから立ち直り、新たな出会いを見つけて幸せになった友人が最近、こんなことを言っていました。

「別れたときは、どうしてあんな人とつき合っちゃったんだろうとか、違う人を選べばよかったとか思ってたんだけど、でも最近ね、あの人に言われたことって結構、その通りだなぁと思うようになってきて、反省したりもしてて、それを今の彼に話したら、『いい女にしてくれたんじゃないの』とか言われて、なんだか報われた気がした」と。

過去が変わったわけではありません。でも、過去の意味は、彼女の中で変わりつつあります。あれもまた、自分に必要な恋だったと……。

こんなふうに「過去の意味」はどんどん変わっていくもの。
日常的な出来事でさえ、そうです。

「最高においしかった! 満足!」と思ったディナーのことを一週間後に思い出し、「あの日に食べ過ぎたのがキッカケで、どんどん太っちゃって、ああ後悔……」と違う意味で思い返すこともありませんか?

良かったことが悪かったことに変わったり、悪かったことが良かったことに変わったり――人生は面白いもの。

どんな決断をしても、それを永遠に悔いるようなことには決してなりません。ですから気をラクにして、あなたの魂が今、求めているものをスッと選び取ってくださいね。

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