〜監修者の部屋〜
June’s Diary
2017/3/10更新
がんばらなくても大丈夫。世界は動いています

今年に入ってから、未経験のことを随分たくさん経験しました。
自分から「新しいことにチャレンジしよう!」と望んだわけではありません。
「むこう」から予期しなかったことが次々とやってくるのです。
いわば、私に新しい体験をさせるための運命が、どこかから運ばれてくる……そんな感じの数カ月でした。
こういうのってオーロラタロットの『流木』のカードのイメージにぴったりだなぁ、と思います。
『流木』というのは、嵐に遭って倒れた木が海に落ち、なされるがまま、さすらううちに別の土地へと運ばれていく様子を描いたカードです。
少し寂しい絵柄に見えるときもあります。でも基本的に、私はこのカードが結構、好きなのです。
『流木』には手足がありません。エンジンがついた機械でもありません。自分で「あそこに行こう」と決めて、そっちに向かうわけにはいかないけれど、次の使命を果たす場所へと海の流れが連れていってくれます。
私たち人間にも、自分が『流木』みたいに無力だと感じるときがあります。
何か始めたいけれど、どうすればいいか分からない……。
出会いが欲しいけれど、どこに行けばいいか分からない……。
そんなときは、何もできない自分を責めがちだし、「このままじゃいけない」という焦りが募ったりもします。
でも、『流木』が私たちだとすれば、それを運ぶ「海流」は、私たちを取り巻く世界の流れ。
「自分が動かなくても、世の中は常に動いている」ということを、このカードは私たちに思い出させてくれます。
たとえば、賃金だって、自分の努力で上がる場合もあるけれど、世の中の景気がよくなることで上がることもあります。
特別な努力なんてしなくても、上がるときは上がるわけで――世の中の流れって、こういうふうに個人の運命に作用します。
もちろん、人生には自分が頑張らなきゃいけないシーンもあるけれど、「すべては自分次第」と考えていると苦しくなります。
タロットカードの中には、「自分で何かしてみないと何も変わらないよ」というメッセージを送ってくるカードもあるけれど、『流木』は「変わるときは勝手に変わるよ。身を任せていればいいよ」と告げているカードなのです。
もし、今のあなたが、「どうにかしたいんだけど……」と思いつつ、何もできていない自分を責めているなら、『流木』のカードを見つめてみてくださいね。
「まぁ、私が動かなくても世界は動いているから、いつか、どうにかなるかもな……」と、気が楽になるかもしれません。
そういうふうに肩の力を抜くことが大事なときも、人生に多くあるものです。