〜監修者の部屋〜
June’s Diary
2018/2/9更新
好きな人の気持ちを読み違えてしまわないための大切なポイント

好かれたい、嫌われたくない――そういう気持ちが自分のなかに強くあるとき、「相手の気持ち」が、とてもつかみづらいものになる場合があります。

なぜなら、「好かれているか、嫌われていないか」という“観点"からしか、相手の言動を解釈できなくなってしまうからです。

どういうことか、説明します。

ここに「お客様に好かれたい! 嫌われたくない!」と強く考えている小さなレストランのオーナーがいたとします。

あるお客様が、注文した料理を残しています。

するとオーナーは思います。

「あの料理、おいしくなかったんだろうか? 気に入ってもらえなかったようだ……」と。

でも、そのお客様が料理を残したのは、その日の体調が悪かったせいかもしれません。

もともと小食なのかもしれないし、
「ダイエット中だから」という事情があるかもしれません。

そういう相手の「事情」をひとつも思いつかず、
この人は、うちの料理を残した
→おいしくないと思われた

……というふうに相手の行動を“読んでしまう"のは、「自分の店はどう思われているか?」という視点からしか、相手を見てないからでしょう。

このとき、このオーナーは、「お客様に好かれたい、嫌われたくない」という気持ちが強くなりすぎているわけですが、
これ、まさに恋愛でも同じことが起こりがちです。


今日の彼(彼女)の態度は少し冷たかった
→私に関心がないのかもしれない。あるいは、好かれていないのではないか……

これが「好かれたい、嫌われたくない」視点から出てくる“読み"です。


とはいえ、恋をした場合でも、お店を開いた場合でも、
「好かれたい、嫌われたくない」という気持ちは当然、出てくるものですよね。

でも、そうであればこそ、
その気持ちをいったん脇に置き、
相手の本当の気持ちを想像することは肝心なこと。

ニュートラルな意識で、相手を見てみると、
食欲がないのかな……
今日はちょっと元気がないのかもしれないな……
といったことに頭をめぐらす「ゆとり」が出てきます。

そういう「ゆとり」があるほうが商売だって恋愛だって上手くいきます。

なぜなら、本当の相手のニーズに応えるキッカケをつかめるからです。


それに、どこかにレストランに行ったとき、
もし、そこのオーナーが、「うちの店を気にいってくれたか?」ばかり気にしているようだったら、ちょっとゲンナリしますよね。

食後は気楽な気分でゆっくり寛ぎたいのに、
「いかがですか? お口に合いました?」とか、
「お友達紹介キャンペーンをやっていますので」とか、
そんなことばかり言われたら、
なにやら面倒になって、もう一度、行く気が失せたりすることもあるでしょう。

同じように、異性から、
「連絡ないから、嫌われたのかと悩んじゃったよ」とか、
「次はいつ会えるの?」とか、
そういうことばかり言われたら、
「よほど、この人は嫌われるのが怖いんだろうな」と感じて、
なんとなく興ざめしてしまうこともあるもの。

そこには、「この人は、自分がどう思われているかにしか関心がなく、こっちの事情や状況のことなんて、考えもしないんだろうな」という感じがしてしまうからだと思います。


商売や恋愛が上手な人なら、
「今日はあまり食が進まないみたいですね」とか、
「昨日は少し元気がなさそうだったね」など、
相手の状況、事情を思いやる言葉が自然に出てきます。

そうすると、こちらだって、
「この人、さりげなく、私の様子を見ていてくれているんだな」と、うれしくなったりします。

「好かれたい、嫌われたくない」という呪縛に囚われていなければ、こんなふうに、相手の心に響くやり取りができる場合は多いもの。

ですから、ときには、「私は好かれているのか、嫌われていないか」を考えるのを止めてみるのも大切なことなのです。

恋をしたら、
「好かれているかどうかを確かめたい!」という欲求を上手くなだめてください。

「自分のこと」は置いておき、
相手のことに意識を向かわせることを忘れずにいてくださいね。

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