〜監修者の部屋〜
お悩み相談
くま子さんからのお悩みメール
ジューン先生ごぶさたしています。
大変な世の中になってしまいましたがお元気ですか?
以前ノラ猫さんの相談では大変お世話になりました。当然ですが、街中でバッタリなんて奇跡は今のところありません( ; ; )
今日は私の仕事の件での相談です。
長年続けている仕事は、最初のうちはなかなか手応えこそ感じられなかったものの、経験を重ねるたびにそれなりのやりがいを感じてきました。その仕事は専門職なのですがその職種専門の方々の会、いわゆるなんとか会みたいな方々にどうやら私、煙たがられているようで……。
以前から旧態依然とした組織や働き方を時代に合わせて変えていくことは大切だよ、と機会あるごとに発言してきましたが、なかなか聞き入れてもらえず、逆に負担が増える始末です。先日、もう1人私と同じ考えを持っている方と共に会で久々に発言すると翌日お叱りの電話がかかってきて30分諭されました。
(個人的なことを会で言わないでと。)
コロナでなかなか会が開けなかったこともありますが、会の最後に発言すると、こんな感じで諭されるとは……。
今まで以上に釈然としない気持ちが強くなり、会にはこれ以降関わりたくない、と本気で思い始めています。。
会の人数は100人超えです。どの組織でもそうですが、ちょっとこの組織おかしいと気づいていても、長いものには巻かれておいた方がいいと考える方々の中には発言しない先輩方もおられます。賢いですよね、黙っているのは。
でも黙っていては時代にそぐわないし、昭和のままの組織だといい仕事なんてできません。限られた時間で効率よく仕事をしようと思っているだけなのですが、それが気に入らないようです。
先日電話をかけてきた方の口調が思いのほか厳しかったのでちょっと滅入ってしまいました。
私の発言後、その場ですぐ意見を言ってもらっていたほうが、私も聞いていたみんなもスッキリするのに、翌日電話で30分はさすがに堪えました。
が、一方で「負けるもんかー」という勝ち気な闘争心がメラメラ……!
この件を上司に相談したところ話を聞いてくれ、「今はしんどいだろうけど言ってることはおかしくない、負けるなよ」とアドバイスを頂きました。
少し気持ちが楽に。
ジューン先生、こういう状況でその会とはしばらく距離を置こうと決めましたが、仕事上、所属は必須な会なので、長い目で見てどのような関わり方をしていけばいいか悩ましいです。
もう1人の同じ考えの方はもう関わらないぞ、と……。
年末のバタバタな時期にすみません。アドバイスいただけると助かります。
長文につぐ長文大変失礼しましたm(_ _)m
よろしくお願いします。
よい年をお迎えくださいませ♪
ジューン先生からのお返事
くま子さん、お久しぶりですね!
せっかく久々にメールをくださったのに、お返事お待たせしてごめんなさい。
しかも、かなり嫌な目に遭われたみたいで大変でしたね。モヤモヤが続いていらっしゃるかもしれず、早くお返事できなくて申し訳なかったなと。。
みんなのために「よかれ」と思ってした発言に対してケチをつけられ、しかも、厳しい注意のような感じであったことが心に堪えたとのことで、お辛い年末でしたよね。
幸いにも、上司の方が分かってくださる方でよかったですね!
とはいえ、くま子さんを煙たがり、意見すれば説教されてしまうような集まりと、どう付き合っていけばいいのか、と悩まれるお気持ち、分かりますよ。
くま子さんとしては、自分の考えをみんなに分かってほしいと思われているはずだし、「自分は正しいのに!」という憤りもあって当然かと思います。どうすれば理解してもらえるのか、悩ましいですよね。
と、そんなことを考えながら、くま子さんへのお返事を書いていたら、ある言葉を思い出しました。
何年か前に「ビリギャル」のお話が流行ったのを覚えていらっしゃるでしょうかね?
原作者は塾の先生をしている坪田信貴さんという方なんですが、この方のブログをたまたま読んでいたときに、すごく心に響いた言葉があってね、それをなぜか急に今、思い出したんですね。
どんな言葉かというと
「人は、“理”屈ではなく、“感”情で動きます。
“理動”という言葉はなく、“感動”という言葉があるのはその証拠の一つです。」
という言葉です。
別にこれは、坪田先生に限らず、いろんな方から聞く話でもありますが、人間っていくら正しいことでも、理屈を話すだけでは相手を変えられないっていうことですね。
なにしろ、理屈を聞き入れることは「理に屈する」わけで、他人の意見に屈したくないと思うのが人間です。
くま子さんがね、「旧態依然とした組織や働き方を時代に合わせて変えていくことは大切だよ」という正当な話をしているのに、みなさんが聞き入れてくれないのって、頭が固いとか、日和見主義であるとか、そういうのもあるでしょう。
でも、それだけではなく、「こうすべきだよ」という“理屈”を説かれると、反発したくなるのが人情だということかもしれません。
そして話は「坪田先生の言葉」に戻りますが、人を動かすのは理屈ではなく「感情」であると。だとしたら、くま子の意見をみなさんに聞き入れていただくには、気持ちの交流が大切なのかなと思うのです。
これまた別の人の話ですが、同じマンションに暮らす人たち(購入者さん)の集まる会でどうしても通したい話があるけれど、誰も聞き入れてくれない……という状況に困っていた人が、大きな会社を経営している人に相談してみたんだそうです。
そうしたら、「そんなときはまず、仲良くなること。いくら説得しても無駄なことでも、いい人だと思われるようにしたり、仲良くなったりすると、話を聞いてくれるようになるものだから」と言われたそうです。
それで、その方、マンション住民のバーベキュー会を企画したりして、せっせとみんなと仲良くなって、そうしたら本当に今まで誰も首を縦にふらなかった話にも「一理あるよね、検討しよう」と言い出す人が出てきたそうです。
ただね、今はくま子さんのほうだって、心に届かないお説教をされたりして、「相手の言うことなんて聞いてやるもんか!」っていう気分になっていらっしゃるでしょうし、今さら「会の人と仲良くなる」というのも、なんだか抵抗する気持ちになられるかもしれませんよね。
ですから、私としては「みなさんと仲良くなってから、もう一度説得してみたら?」なんて軽々しく、くま子さんに勧めたりはしません。
とはいえ、今回のご経験を通じて「そうか、人は理屈じゃ動かないのか。感情ね!」と話を耳に入れられたわけですが、この知恵を今後、別の場所で生かしていただければいいかなぁと思うのです。
もしそれができたとしたら、きっと心が明るくなりますよ!
そして、もしかすると、「よし、あの会の人たちも、このやり方で動かしてみるか!」というチャレンジ精神が湧いてきたりしてね(笑)
そんなふうに気が晴れていく展開にゆっくりなっていけばいいなぁと、私としては願っております。
業界の未来を考えていらっしゃる賢いくま子さんの意見がいつかきっと、みんなの心を動かして、良い方向へと転換されていきますように……☆彡