〜監修者の部屋〜
お悩み相談
梨花さんからのお悩みメール
ジューン先生はじめまして!よろしくお願いします。
7年間お付き合いをしていた彼と去年1月に結婚しました。しかし、わずか3ケ月後に浮気が発覚。その4ケ月後「好きな人がいる。彼女に子供ができたから別れて欲しい」と言われました。私は現実を受け止める時間もなく離婚届のサインを先伸ばしにしていました。彼がすべてだった私は、生きる気力がなくなり死のうとまで考えました。
その3ケ月後、私と離婚できない彼は彼女とケンカになり戻ってきました。その3ケ月後、今度は会社の女性との浮気が発覚!聞けば、私に子供がなかなかできず子供がどうしても欲しかった、この先の生活が不安になった、と言います。
今年3月には、最初の浮気相手の女性の子供が生まれています。
子供ができなくて辛い気持ちは私も同じなのに…
この人とこの先どうして行けばいいかわからなくなっています。
ジューン先生からのお返事
梨花さん、はじめまして。目まぐるしく変わっていく状況、発覚していく恐ろしい現実の数々に、目の回る思いで、メールを読ませていただきました。
まず何よりもお伝えしたいのは、彼の「いいわけ」に関して。
自分の不実の原因を、梨花さんに子供ができなかったせいにするなんて、他のことは別にしても、それだけは許せません。
他の方のご相談でも話していることですが、人は自分が「どうしてそんなことをしたのか?」たいていの場合、自分でもよく分からないものなんです。
特に、「やってはいけない」と分かっていることをやってしまった場合はそうです。
たとえば、考えてみてください。「今月は絶対にダイエットしよう」と決めて、うまく続けてきたのに、ある日突然、わけもなく甘いものに手が伸びることってありますよね。そんなとき私たちは「なんで昨日までは頑張れたのに、今日は自分をコントロールできなかったんだろう……」と疑問に思い、落ち込むものです。
そして、あとになってから、「あの日は仕事のプレッシャーで不安が募っていたからだ」というように、「理由」を見つけ出すものなんです。
でもね、もし甘いものを食べようとした時点で「今の自分はプレッシャーで不安になっている」ということが分かっていたとしたら、はたして、それだけで衝動を食い止めることが出来たでしょうか? 分かっていても止められなかったかもしれません。
つまり、それは「理由」ではなく、弱い自分への「いいわけ」なのです。
誰だって弱さを抱えています。だから、これは仕方のないことです。けれども、その理由を人のせいにすることは――しかも、「君に子供ができないから」といった、こちらになんの罪もない問題のせいにするのは卑怯だと思うのです。
最愛のパートナーに裏切られたうえ、こんなひどい「いいわけ」をその理由にされるなんて、どんなにどんなに悲しかったか……、梨花さんのその心境を想うと、悔し涙が出てしまいます。
「子供ができなくて辛い気持ちは私も同じなのに…」という梨花さんの言葉、本当にその通りです。
間違っても彼のいいわけに惑わされて、「私に子供ができないことがいけないんだ」なんて、自分を責めたりなさってはいけません。
ダイエット中なのに甘いものを食べてしまう例と同じで、彼は意志が弱すぎるせいで、結婚しても浮気をしてしまった――それだけのことです。
あなたを愛していなかったわけでもありません。だって、幸せな新婚生活が確かに存在したのでしょう?
梨花さんという本当に愛している人がいるのに、他の誘惑を退けられなかった彼は哀れな人です。私は彼に同情しますが、梨花さんを傷つける行為は許せません。
ただ、二度目の浮気については、再び彼に同情してしまう私です。人間はいったん自己コントロールを失うと、坂を転がるかのように暴走します。いったん禁を犯すと、自分を信頼できなくなります。もういいや、と思って、次の日もケーキを食べてしまうんです。投げやりで、そして情けない気持ちで……。
この人とこの先どうすればいいか? その問いについてはカードを引いてみました。
出てきた答えは「努力とは関係なく出てくる進展」を意味するもの。
今の梨花さんにできることは、「私はどうしたらいいか?」と考えることではありません。今しばらく、事態を見守りましょう。
ただ、周りの人には相談してください。
結婚というのは恋愛とは違います。挙式まで済ませたということは、両家や周囲の友人知人にとっても、二人の問題は「人ごとではない」のです。
お二人を取り巻く輪のなかに知恵を貸してくれる人がきっといます。
もしかすると梨花さんはまだ彼と別れたくなくて、「別れたほうがいい」と周りに言われるのを心配しているのかもしれません。その場合は、今しばらく沈黙していても構いませんが、自分だけの力ではどうにもならなくなってしまったら、どんどん人を頼りにしてください。梨花さんが思っているよりも、ずっと頼もしく、親切に、あなたを支援してくれる人たちがいることに気づくと思います。
彼から言われたことに対して妙な罪の意識は決して抱かないこと――これだけは忘れないでくださいね。このことを心に留めておけば、いずれ必ず、あなたにとって最適な答えが出ます。
それまで苦しい日々でしょう。でも、梨花さんは「痛みを経験するほどに深さを増していく魂」を持っている人。この時期の苦しみ、悲しみは、いつか必ず精神の糧になります。これを無意味な苦しみにしないためにも、多くの人との関わりを絶やさずにいてほしいと思います。
(彼だけがすべての人生では、あなたの魂が持っている素晴らしい力をあなた自身が知ることなく人生が過ぎてしまいそうで、私はそれが少し心配なのです。)