〜監修者の部屋〜
お悩み相談
たえさんからのお悩みメール
以前年下の彼とのことで相談したものです
人間不信になりかけた私でも人を好きになれるんだと思える人に出会えたと思っていたのに、仕事の関係で遠距離になって二ケ月で彼が浮気したんです。
ふるえが止まらないくらいショックでした。
相手の女性は彼氏がいるようでお互い遊び感覚なのか、彼は私とは別れる気はないといいます。
私も彼のことは今でも大好きです。別れたくないと言ってくれた彼の言葉は正直嬉しかったりもします。
でも私の大好きな彼のあの笑顔で彼女と楽しそうに会ってたと思うと、今は許すことが出来そうもありません。
私は彼の何を見てきたのかと自分を責めたりもします。
今はただ毎日毎日涙が止まらなく苦しいです。
何か良いアドバイスをお願いします。
ジューン先生からのお返事
たえさん、ジューンです。
辛い展開が起こってしまったのですね。メールを読んで、本当に胸が痛みました。
許したい、でも許せない――そんなふうに葛藤してしまうときはね、視点を変えてみることです。
「浮気された」という立場から物事を見ている限り、怒りも葛藤も悲しみも収まりづらいもの。
なぜなら、それは「被害者」の視点だから。
「自分が被害者だ」と主張するためには、悲しみにくれる必要があります。
そうしないと、加害者に罪をつぐなわせられないからです。
いきなり、こんな話でびっくりさせてしまったら、ごめんなさいね。
私もショックなのです。
たえさんに熱く真剣なまなざしを向け、将来を共にしたいと言っていた彼が浮気するなんて。。。
けれども、たえさんの心はまだ彼を求めているのですよね。
そして彼も。
だったら、まずは被害者の立場から抜け出す必要があります。
これはね、たえさんと彼という「ふたりの関係」に起こった「事件」です。
たえさんが被害者で、彼が加害者だと考えてしまうと、ふたりの関係は「対立」してしまいますよね。
ですから、そうではなくて、「問題を一緒に解決しよう」という立場で、今回の出来事を見てほしいのです。
なにせ、お互い今でも好きなのですもの。ふたりは敵ではなく仲間なはず。
相手を仲間という視点で眺めてみると、「彼だって被害者なんだ」と感じることもできるようになると思います。
つまらない誘惑に乗ったせいで、大好きなたえさんに、こんなふうにショックを受けさせてしまったのですから。
彼が彼女に笑顔を向けたんじゃないんです。
彼女が彼に笑顔を向けただけ。
頭の中のイメージを書き換えてくださいね。
心に隙があるときの私たちは理性的ではありません。
遠く離れていたせいで、彼の心には他者がつけ入る隙が出来ていたんですね。
そんな彼を「あわれ」に思ってあげてほしいのです。
人を憐れむことこそ、許すための大切な一歩です。
そして、誰かを許せば自分も許せるものです。
「彼のなにを見ていたんだろう……」という「自分に向かった怒り」も消えていきます。
失敗したら、まず許すこと。
それが先決です。
そのあと、二度と同じことが起こらないように対策を考えます。
そのために、「対立」ではなく「共同」の心が必要なんです。
今回は少し固いアドバイスになってしまいました。
たえさんの悲しみの深さ、本当によく分かります。私も過去にそういった経験を何度かしているので、そのときの気持ちを思い出し、どれほどの苦しみなのかが、ありありと理解できるんです。
でも、だからこそ、その悲しみのなかに埋もれてしまわないでほしいと心から思います。許すことがどれほど難しいかはわかったうえです。
私の言葉がたえさんの心に入っていくには時間がかかるかもしれません。でもきっと届くと信じて、このお返事を書きました。
理解できないことがあれば、またいつでもメールをください。たえさんの心に穏やかな日々が戻るまで、見守っています。