〜監修者の部屋〜
お悩み相談
ゆっかさんからのお悩みメール
同棲して居た彼が亡くなりました。私は彼と出会い、ずっと一緒に居たいと思いました。これから先、私は一人で生きて行けるのか不安で一杯です。
ジューン先生からのお返事
まず、なによりも、お亡くなりになられた彼のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ゆっかさんに、なんと言葉をかけていいのか……でも、メールをくださってありがとうございます。
その不安が少しでも薄まるように、ゆっかさんの生年月日と血液型から分かることをお伝えします。
あなたは「言葉を使って自分を癒すことのできる人」です。
大切な方を失くした痛み、嘆き、そして不安……こうしたものをなるべく言葉にしてみてください。日記をつけていってもいいですし、彼が恋してたまらない夜は、天国にいる彼に向けて手紙を書いてみてください。
形にならないままで心のなかを吹きすさんでいるものを自分の言葉で綴っていくこと。それによって、ゆっかさんの心は少しずつ救われます。
「これから先、一人で生きて行けるのか」という、その問いへの答えはイエスです。というより、イエスでなければなりません。
パートナーの喪失はどんな人にとっても、人生のなかで経験する最も過酷のことのひとつです。それを経験せずにすむ人も多くいますが、大切な人の死を乗り越えて、生きている人も大勢います。
孤独に耐えられそうにないときは、そういう先人たちのエピソードを探してみてください。また、グリーフワーク(喪失の悲嘆から立ち直るための作業)に関するセラピーや本を探してみることも、ゆっかさんの助けになるかもしれません。
私はグリーフワークの専門家ではないのですが、占いのツールとして研究しているタロットカードにおいては、「節制」というカードの意味こそ、このグリーフワークの大切な指針を示していると思っています。
「節制」は「死」というカードの次に位置するカードです。一般的にこのカードは、背中に羽をつけ、水のなかに片足をつけた白衣の女性の姿を描いています。この女性は、両手に壺を持ち、ふたつの壺の中身を混ぜ合わせる作業を続けています。
この様子がなぜ癒しの過程なのかということを簡単に説明しますね。
片側の壺に入っているのは、あなたが彼と生きてきた、これまでの人生です。もう片側の壺には、一人になったあなたのこれからの人生が入っています。
現実には、この二つの人生は、ある日、突然デジタルに切り替わります。
「昨日」までは彼と2人の人生。「今日」からは一人の人生。その切れ目は鋭く、「昨日」と「今日」は、デジタル時計のごとく、パタッと切り替わるわけです。
でも、「魂の現実」は違います。
愛する人を失った日から唐突に、まったくキッパリ、ひとりの日々が始まるわけではありません。
私たちはそんなふうに簡単に気持ちを切り替えられないのです。
まだ彼が生きている気がする。まだこれが本当のことだとはどうしても思えない。まだとても一人で生きていける気がしない……そういう時期がしばらく続きます。
なぜなら、頭では彼の死を受け入れていても、魂はまだその現実に馴染んでいないのです。
新たな現実に馴染むために必要なのがグリーフワークと呼ばれるもの。この時期は、「まるで何事もなかったみたいに目の前の仕事や生活を続ける時間」と、「喪失の苦しみに身にませかて、過去を回想する時間」を持つことがとても大切です。
というのも、その繰り返しを続けることでこそ、ゆっかさんのなかに一人で生きていける強さが生まれてくるからです。
一日のなかに嘆きの時間、書く時間を作ってみてください。それ以外の時間はなるべく後ろを振り向かず、「今日のこと」に集中してください。
これは本当に大変な作業です。しばらくは苦しい日々です。けれども、ゆっかさん、あなたにはそれができます。ゆっかさんのそばにいた彼は「深い愛に生きることを選び取る人」でした。彼の愛を受けたゆっかさんの魂は、その愛を無駄にしないパワーを間違いなく受け取っています。だから大丈夫。それは私が保証します。
どうぞ心に希望を持ってください。ゆっかさんの未来に、今までは見えなかった別の可能性、別の喜び、別の生きがいが見つかる日が訪れることを心から祈っています。