〜監修者の部屋〜
お悩み相談
りりこさんからのお悩みメール
ジューン先生、はじめまして。
先日、私はついに40歳の誕生日を迎えました。
今は仕事の都合で、実家から離れて1人暮らしをしていますが、未だ独身のせいで家族からはよく心配されています。
親には悪いけれど、この年になって段々自分は結婚には向いていないと思い始め、このまま仕事に没頭しながら人生を過ごしていくのだろうな……とぼんやり想像していますが、親しい友人もおらず、ひとりで家にいると「このまま孤独死してしまったらどうしよう……」などと無性に不安がこみ上げてきます。
こんな私に、不安を解消して40代を楽しく過ごせるようなアドバイスをいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ジューン先生からのお返事
りりこさん、はじめまして。
心細いお気持ちをつづったメール、送ってくださってありがとうございます。
少し遅いですが、お誕生日おめでとうございました!
「40歳の誕生日」は大きな節目に感じるものですよね。
このままの「自分」が定まってしまうような、そういう不安、分かります。
家族からの「心配」という名のプレッシャーも、しんどい部分がおありだったと思います。
それでも、この年までしっかり働いて自分の暮らしをキープしていらしたわけですから、むしろ、誇りに思っていいと思います。誰にでも出来ることではないのですから。
「親しい友人もおらず……」と書いていらっしゃいますが、それは、りりこさんに問題があるわけではなく、「年齢的な問題」なんですね。
この年ごろの女性は、結婚しているにしても働いているにしても、「友達づき合い」が一番犠牲になります。
私も振り返ると、40歳前後が人生のなかで一番、友達を大事にしなかったころだった気がします。
みんな自分のことで精いっぱい。
それでも、ふっと時間ができると、自分が孤立している気がして不安になる……。分かります。
ただ、それって結婚している方でも同じ場合が多いんですね。
独身の人間から見ると、家庭のある女性は「孤独」と無縁に見えますが、そうでもありません。
自分だけが子供や家庭に縛られて、外の人との交流を失っている気がして、「おいてきぼり」の不安を味わっていたりします。
誰にとっても「女同士の絆」が切れかけているとき――それが40歳前後なのでしょう。
でも不思議なもので、切れかけた絆が戻ってくるときは必ず来ますよ。
仕事や子育て、介護などなど、いろんなことから解放された女性が、ひとり、またひとりと増え、もう一度「女同士の絆」を復活させたり、新たに絆を作ったりする活動を始めるときが来るんですね。
ですから、このままずーーっと、仕事だけの人生が続き、親しくつき合える友達にも恵まれないまま孤独死……ということにはなりません。大丈夫。ほんとですよ。
40代を楽しく過ごすコツですが、まず生年月日と血液型から言えるのは「思い立ったことをすぐに出来ること」が、りりこさんにとっては大きな快感だということ。
もともと、「やりたい!」と思いついたら即、実行したい気持ちがね、他の方より強いところがね、りりこさんにはあると思います。
40代というのは、これを極めていける年ごろです。
なにしろ、若いころより決断力が増しています。
人生の経験値も増しているので、自覚はないかもしれませんが「ひとりではできないこと」も、いつの間にか少なくなっているはずです。
ちょっとした勇気と行動力を持っていれば、ひとりでいろんなことを楽しめますよ。
20代の女の子がひとりで行動しようとすると妙に浮いてしまうものですが、40代になるとそうでもなくなります。
いい意味で、周りからの関心度が薄れてくるので、なにをしようとヘンな目で見られないし、自由が増すんですね。
カードも1枚、引いてみました。
現れたのは『イグルー』。氷で作った小さな家のカードです。
一人で暮らす家をね、大切にしてくださいね。
家族がいたらできないことが家の中にもたくさんあります。
好きなものだけを食べる自由も、好きなものを飾る自由も、ひとりだからこそ持てるもの。
ずっと一人暮らしをなさっているから、そういう喜びを忘れかけていらっしゃるかもしれませんね。
でも、いつか人と暮らす日が来たら、「ああ、あのころ、もっと一人で楽しんでおけばよかった」と思うことになりますよ。
まだまだ人生は長いです。
「私はもう結婚なんてしないかな……」と思っていたのに、運命がひょこっと変わること、本当にたくさんあります。
(最近は往年の女優さんたちも晩年婚に踏み切っていらっしゃいますよね。)
ひとりの時間は「独身の特権」です。
その特権を今、持っていることを忘れないでくださいね。
人生を楽しく過ごすコツは、「今あるもの」が当たり前だと思わないこと。
40代という時代も、今しかない貴重なものだし、
一人で暮らせることも貴重なもの。
なにもかも、いずれは失われていくものなのです。
それからね、「孤独死」は現代の話題です。
20年後、30年後には、今までにない社会のつながりが生み出されているだろう、と私は考えています。
というのも、誰も孤独に死にたい人はいません。社会全体がこの問題に少しずつ対応していくはずです。
今から20年前を考えてみれば分かります。そのころには今ほど託児所や介護施設はありませんでした。ツイッターやLINEも存在していませんでした。
世界は人々のニーズに合わせて、変わり続けています。
ひとりで暮らす人が安心できて、孤独ではない仕組みやサービス、つながり方が、これから出てくるでしょう。
未来を憂う必要はありません。
素敵な40代、かけがえのない40代をどうぞ満喫してください。
まずは断捨離もいいと思います。これからの自分に必要なものを厳選し、暮らしを整えて、「私のお城」を安心・安全な場所になさってくださいね。