〜監修者の部屋〜
お悩み相談
かりんさんからのお悩みメール
お久しぶりです、その後如何お過ごしでしょうか?

以前にもご相談させていただきましたが、先輩のことです。かなりきつく、ぶっちゃけ悪魔か?って位の人です。
何かにつけ、聞こえるように悪口を言います。たとえば、総務部長がかりんのこと○○って言ってたから、教えてあげようと思って!といった具合に。←もちろん嘘です。

よくも、まぁそんだけ嘘吐くなと思います。私に聞こえるように嫌味や悪口を言ったり、彼女の言う通りに私がしているのを見た先輩から「指示が違ってるでしょう!」と、怒られても、知らんぷり。嘘教えては、「私が言ってたと言うな」……など、書いても書いても足りない位。

ほかにも、「こんな簡単なこと分からないの!」やら、これ見よがしに、「あ〜あ!」「はぁっ!」と、わざわざ溜め息を吐き、「人の話聞いてます?」やら、「全然聞いてないから私が怒られるんです!」やら、「いらんこと言わんといてもらえます?私が怒られるんです!」やら、枚挙に暇がありません。

その度に、凹んだり落ち込んだり、腹が立ったりしますが、辞めるという選択肢はありません。

確かに、先生に相談した彼もいますが、彼が居ても居なくても辞めたら、彼女の思うがまま、『あんな人辞めて良かったわ〜!』になるのは癪ですし、私も確かにドジでミスすることはありますが、彼女に迷惑かけてるつもりはないし、彼女の財布を一円も減らしてません。
私の何かが、彼女の怒りのツボに填まり、何かが気にくわないんでしょうが、こちらはたまったもんじゃありません。

とにかくコントロールしたいようで、やたら指図してくるし、自分はしんどくない仕事しては、面倒事は私に押し付け……と、私からしたら、立派なイビリです。
端から見たら、何でも言うことをきいてるように見えるのでしょうが、私は誰かがやらないといけない仕事だからやってるだけで、私は彼女の子分でも何でもないし、「そんな認識はない」と、割り切ってます。

辞めずに、働き続け、何か意地悪されても、大丈夫になるには、何をすればいいでしょうか?
また、私にも味方はいて、「○○さんはやり過ぎだよな〜、俺は、私はかりんのことは、彼女が言う風には思ってないし」やら、「気にするな、誰も彼女の言うことは真に受けてないから」だとか、思ってくれてる人は居るのでしょうか?
よろしくお願い致します。


ジューン先生からのお返事
かりんさん、お久しぶりです。

職場の状況、相変わらずのご様子で、本当に大変ですね。。

かりんさんのおっしゃる通り、可能な限り関わらずにいらっしゃるのが賢い対処でしょう。

とはいえ、いろいろと絡んでくる方みたいですし、聞かないフリをしていても、悪態は耳に入るでしょう。困りましたね……。

どう考えても一番いいのは「辞めること」なのですが、「それは選択肢にない」とのこと。

かりんさんが抱えていらっしゃる事情が分かりませんが、ひとつ気になるのは、「虐待を受ける側は虐待する人間から離れることを恐れる傾向がある」という一般的な事象です。

たとえば、虐待してくる恋人から離れられない女性は多くて、その理由のひとつは「報復」を恐れる気持ちなんですね。

うまく逃げきれなくて、また彼のもとに戻ることになったとき、ますますひどい暴力を受けるのでは……という不安のせいで、相手のもとに留まってしまう、という感じです。

このメールにかりんさんは、「彼女の思うがまま、『あんな人辞めて良かったわ〜!』になるのは癪ですし」と書いていらっしゃいますが、こういうのも、ある意味では「相手からの報復を恐れて動けなくなっている」というふうにも考えられます。

それに人間って、どんなにひどい環境でも、慣れている場所には独特の居心地の良さがあるもの。
そこから出ていくことは簡単ではないでしょうし、「どうして自分のほうが辞めなくてはいけないんだ!」という憤りが湧くのも当然だと思います。本当に大変ですね。


とにかくこれは、「個人」で対抗できる範囲を超えたハラスメントにあたると思います。ですから、職場の上役の方に相談なさってみていいのではないか、という気がします。

カードも引いてみましたが、現れたのはシロクマを描いた『ナヌーク』。

これは「対等さ」を意味するカードであり、相手に正面から立ち向かうことを表すカードでもあります。

かりんさんのほうがこの事態を変えようという意欲を持って、職場の人たちに働きかけていくことは、彼女からの攻撃を弱めることに繋がりそうですよ。

ただ、彼女の周りには、彼女と一緒になって、かりんさんを不遇な目に遭わせている人たちがいるのかもしれません。
環境のポジションに、「運命共同体」という意味を持つ『犬ぞり』のカードが出ているからです。

もし、こちらが闘う意志を見せたとき、あちらのほうは周りを味方につけて、集団でかかってくるとしたら、これはもう対等ではいられなくなってしまうでしょう。

でも、そうなった場合でも、「辞める」という選択肢があればね、「別に辞めてしまえばいいんだから」と思っていられるはずです。

「逃げるが勝ち」という言葉もあります。いびる相手をなくした彼女は、かりんさんが辞めた場合、意外にガックリするかもしれません。


もちろん、かりんさんとしては、彼女の態度を変える方法を知りたいのだと思います。

でも、虐待やイビリをしてくる人間を変える方法がないからこそ、DVやハラスメントの被害者たちには、どんな専門家も「相手のもとから退散すること」を第一に説くんですね。

言い換えれば、「本人がそこから離れない限り、周りも救いようがない」ということなのです。

ですので私もかりんさんには、
@上司に相談する
Aそれがダメなら辞める
B辞められず、相談もできないなら、心理的な距離をキッパリと置くようにする

という対処をおすすめ致します。

「心理的な距離をキッパリ置く」というのは、こちらの気持ちや行動をコントロールしようとしてくる相手のやり方に反応しないということです。

たとえば、ひどいことを言われたら、「そういう言い方をされると傷つきます(あるいは困ります。腹が立ちます)。止めてもらえませんか?」といったん抗議して、それでも変わらないなら、無視するようにします。

言うべきことは言ったわけですから、あとは無視しかありません。

こちらの心情を伝えてみるのは悪くないと思います。
というのも、彼女の状況を表すポジションには『お茶』のカードが出ているのですが、これは「ゆとり」を表すカード。

自分が何を言ってもやっても、かりんさんは大して反抗してはこないだろうという“油断"や“気楽さ"が今の彼女にあるみたいですね。

仮にこの先、かりんさんが抗議するようになれば、一時的に彼女は腹を立て、ますますイビリがひどくなるかもしれません。でも、めげずに強い態度を見せていけば、かりんさんのことを、もうナメてかからなくなるでしょう。

そうなれば、彼女はかりんさんから離れ、いじめる相手を他の人に変更するかもしれません。


とりあえず、この三つの策のどれかを実行なさってみてはいかがでしょうか?

かりんさんのストレスに満ちた苦しい毎日が少しでも楽になることを心から祈っています。
職場にだって、かりんさんの忍耐を賞賛し、心のなかで応援している人はきっといるはずです。

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