〜監修者の部屋〜
お悩み相談
ファントムさんからのお悩みメール
ジューン先生。ご相談させてください。
私は37歳の既婚者です。
職場の上司に片思いをしました。出会いは3年前。当時は仕事中に話すくらいでした。
去年の1月に職場のトラブルがきっかけでよく話すようになり、職場の人間関係に悩んでいた彼の力になろうと彼の補佐役をしてきました。半年がすぎた頃、彼が若い女性と話している姿をみてグサっと胸に刺さる痛みを感じ、その後も何度かそんな場面を目撃する度に痛みが。
彼を好きなんだと確信しました。彼も既婚者。どうしようもない片思いなので忘れようとしましたが、努力も虚しくどんどん惹かれていき、毎日顔を合わせていたので忘れることもできず…私は彼に気持ちを悟られないようにするのが精いっぱいでした。
思いは募るばかりで私は苦しいだけ。耐えられなくなりついに職場を辞めました。突然の退職に戸惑う彼に、理由もなんとなくごまかして伝えました。今は抑えていた気持ちが溢れ、切なくて押し潰されそうです。忘れようとしていますが、毎日ため息ばかりです。気持ちの整理がつきません。私はどうしたらよいでしょうか。
ジューン先生からのお返事
ファントムさん、メールをありがとうございます。はじめまして。ジューンです。
辛すぎる恋から去るときに、魂が感じる「断念の苦しみ」というのは、防波堤にぶつかる波のようなもの。「これで終わり」と思ったとたん、その堤防を越えようとして、情動の荒波が心の中に巻き起こるんです。
その荒波の激しさを体験されたファントムさんの心境、よく分かりますよ。
歯止めを食らった恋の波が、ファントムさんの心を押し潰ぶすがごとく、迫ってくる様子が目に浮かびます。
苦しかったですね。でも、そこに留まるのも苦しかったのですから、その行動は正解です。猛り狂うような心は、日々少しずつ鎮まってくるでしょう。一番苦しいところは乗り越えていらっしゃると思いますよ。大丈夫。傷が癒えるのを待ってくださいね。
気持ちの整理をつけるための助言をカードにも聞いてみたところ、母性を表すカードが現れました。
もしかして、ファントムさんにとって彼は、ある意味、息子のような存在だった可能性があります。現実においては上司だったかもしれませんが、二人の関係には、どこか母と息子のようなものがあったのではないでしょうか。少なくとも、彼のほうには、あなたに対する「息子的な甘え」があったかもしれません。
生年月日から見ても、彼の方が歳は上でも、精神的にはあなたのほうが達観に優れたタイプ。自分よりも広い視野を持つあなたに対して、彼が好意と尊敬、頼りたい気持ちを抱いたのも当然でしょう。
実際、あなたがいてくれて、彼はとても心強かったようです。
ファントムさんから見ても、彼にはどこか頼りないところがあったかと思います。それを自分が支えていくことを使命のように感じてしまったのも分かります。
そして、ファントムさんのほうは、彼に甘えるところが少なかったのでは? そのため、精神的には「母と息子」のような構造が二人に出来上がってしまったのでしょう。
でも、本当は甘えたかったのでしょうね。「他の子と仲良くしないで!」なんていうワガママも言ってみたかったことと思います。
それができなかったのは、なぜでしょう? 自分自身に問いかけてみてください。
そうすることで少しずつ、心の整理がついてくると思います。
この切ない恋から、改めて自分を振り返ってみてくださいね。その苦しみが無駄にならないような自己発見が、きっとできるでしょう。
その発見は、他人から一方的に「あなたはこういう人だよ」と言われても納得できないことです。
でも、自己分析を続けていけば、「ああ、私ってこういうところもあるんだ」というように、胸にストンと落ちてくることだと思います。
今のファントムさんに必要なのは、そういう精神的な作業です。
ファントムさんは哲学的な思索が似合う人です。苦しみが教えてくれた真実を糧にして、これからの人生を深いものにしていけるでしょう。今までは理解できなかった音色を聞き分けられるようになりそうな気がします。(音楽もお好きですよね?)