〜監修者の部屋〜
お悩み相談
みうこさんからのお悩みメール
はじめまして。
よろしくお願いします。
1カ月ほど前、婚約者と急に歯車が合わなくなりお別れすることになりました。私にも彼にも未熟なところがあり、仕方ないと何度も思おうとしましたが、彼をどうしても忘れられません。
私もわがままだったり、きちんと大人でいられなかったり、彼を傷つけてしまったのはわかっているのですが、最後、彼は一方的に去ろうとしていたように思います。普段優しかった彼だけに、その態度も辛かったですし、彼を他の何よりも大切だと思っていて、今もその気持ちを変えることができません。
彼を忘れたほうが、いいのでしょうか。それとも思いながらひとりで生きていったほうが、いいのでしょうか。
ジューン先生からのお返事
はじめまして、みうこさん。
大変なショックを受けていらっしゃるでしょうに、お返事を長くお待たせしてしまいました。本当にごめんなさい。
婚約までしていた彼ですもの。ひと月やそこらで気持ちを切り替えられないのは当然だと思います。それどころか、自分たちに何が起きたのかを冷静に考えるのだって、本当はまだ難しいはず。「仕方ないと思おうとした」という、みうこさん言葉に、ここまでみうこさんがどれほど気丈に振る舞ってきたかが表れていて……、さぞ苦しかっただろうと胸が痛みました。本当に大変でしたね。
無理に忘れようと努力する必要はないと思います。
「忘れる」というのは意識的にすることではなく、意識から勝手に離れていってしまう現象です。みうこさんの魂の奥で、時間と共に無意識のうちに進んでいく作業なんです。
「忘れられたらどんなにラクか……」というのは、大切な人との関係に思いがけない終焉が来たときに誰もが感じること。けれども、自分の力では忘れられないのが人間の苦しいところです。
だけどね、痛みも悲しみも必ず忘れられるときが来ます。
それだけではありません。
また誰かを愛せる日が必ずやってきます。
みうこさんの生年月日と血液型から分かるのですが、あなたはね、誰かと寄り添って生きていける人です。ひとりで生きていかなければならない宿命にある人ではありません。
この苦しみを経験したみうこさんを本当に優しく包み込んでくれる相手が数年のうちに現れるでしょう。その人もまた、喪失という経験をしている人です。
今はただ、時の流れに心を任せていてくださいね。
普段優しかった彼の態度が去り際には変わってしまったこと、とっても辛かったでしょうね。
でもね、そのことをみうこさんが、こうして言葉にして伝えてくださったことに、私は安堵しています。
というのも、自分がした経験のなかでも一番辛い部分をね、「言葉にできる」ということは、喪失から立ち直り始めている証拠だからです。
通常ね、「いつまで経っても忘れられないトラウマ」になってしまうのは「どうしても口に出して人に語れなかったこと」なんですね。
だから、こうして「こういうことが辛かった」と話せるのは、本当にとても大切な回復の一歩なのです。
ですから大丈夫。みうこさんなら、このショックを乗り越えて、幸せに向かっていけますよ。
自分のことも彼のことも、すべてを許せるようになる日がくることを信じていてください。
睡眠と食事をね、とにかくしっかりと。
寝て、食べて、動いて。
その繰り返しの中で時間は過ぎていきます。
気持ちも少しずつ変わっていきます。今は変えることができなくても。
彼の気持ちまた、時の中で変わってくるでしょう。
あなたから一方的に去っていこうとした自分を反省するゆとりも出てくると思います。
とにかく今は、時間こそがふたりの味方です。